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方言修行(むだしゅぎょう) 金草鞋(かねのわらじ)江之島鎌倉廻(えのしまかまくらめぐり)

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佐竹天王・本覚寺

▼開

佐竹天王(さたけてんわう)・本覚寺(ほんかくじ)

①

ゆいのはまとりゐのうち
にいりてゑんま川を
わたり身がはりぢ
ぞうつじのやくし
さか川のはしをうち
わたり大まちさた
けてんわうのみや
にいたるそれより
大きやうじほうかくじ
にゆきて中のとりゐ
まへびわはしにいづる
なり

狂歌

旅(たび)はうき身
     がはり地蔵(ぢぞう)
ふしおがむこれも
  他生(たせう)のゑんま
         川かな

②

「そなたをかごにのせずに
あるかするもわれらりやう
けんあつてのことだからたいぎ
であらうけれどせいだして
あるいてくださいばんのとまりに
あんばいのよいところをせう
くはんいたすのがわれらなに
よりそれがたのしみだ
「さやうならわたしはせいだして
あるきませうがあなたはおかごに
めしませあまりおくたびれなされ
たらばんのおやくにたちますまい
「きづかいしやるなこんなことで
くたびれることではないわしの
あるくのはりやうあしを
すりこぎにいたそうと
思つての事たそうなると
いつほんのすりこぎが三
ぼんになるからそなたは
さぞうれしからうどうだ/\
「だんなさまのすり
こぎはあてがあるから
よろしふござりますが
つまらぬはわたくしの
すりこぎでござります
まづこゝにさしたニほんの
すりこぎとりやうあしから
つがう五ほんのすりこぎに
おかごのしゆうのすりこぎが
ふたりて六ほんそれに
りやうがけもちのべくないが
すりこぎか三ぼんつがう
しめて十四ほんみなふようの
すりこぎこのいたしかたが
ごさりませぬなんと
たんなさまこれは

③

いかゞいたしませう
「それはこうするがよい
らいはるやまとめぐりに
ゆくからそれまでまつが
よいそのときそのすり
こぎはみなかうやへ
でもをさめてしまうが
よからう/\

④

「これからかな
ざはへいつて
あみをひかせて
おもいれ
さかなを
とつて
みなの
もの
にも
うまい
さけを
一はい
づゝ
のませ
よう
なんと
うれ
しいか/\
その
かはり
二はい
とは
ならぬぞ