年々、相も変わらぬ『金草鞋』、幸いに御評判を得て、版元のよく辛抱、その喜び少なからず。今年、二十四編にいたる。なにとぞ、相変わらず、御評判よろしく願い上げ奉ります。
おさまれぬ御代とて金の草鞋まで
長刀なりに斬れぬめでたさ
西国道中 金草鞋
全六冊近刻
さきに著せし西国道中は、大阪より船路のおもむきを記せしにて陸地にあらず。これにより、この編に長崎までの陸道を記す。
十返舎一九 作 北尾美政 画
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年々、相も変わらぬ『金草鞋』、幸いに御評判を得て、版元のよく辛抱、その喜び少なからず。今年、二十四編にいたる。なにとぞ、相変わらず、御評判よろしく願い上げ奉ります。
おさまれぬ御代とて金の草鞋まで
長刀なりに斬れぬめでたさ
西国道中 金草鞋
全六冊近刻
さきに著せし西国道中は、大阪より船路のおもむきを記せしにて陸地にあらず。これにより、この編に長崎までの陸道を記す。
十返舎一九 作 北尾美政 画
注釈