※本文の赤字部分は、早稲田古典籍総合データベースで補完しています。
①
朝いな小人嶋のさい
字から思ひつき
大人国に
いひふく
めて
百しやう
しきの大
字のせき
書こう
きやう
のすり
物をして
か
ま
く
ら中へ
くばり一日
けん長寺の庭で
風雅の雅の字を
百じやうじきの
紙一ばいにかゝせ
ければかまくら
中のひやうばん
つよくわれも/\と
②
見物に
来り
朝いな
当日の
せき
りやう
をうんとこさと
いふほどせしめ
③
これ
にてやつとそん
金を持にする
④
ひつほう
がかう
なら
コウ
エヽ
なんの
こつた
⑤
これは中/\
人間わさで
はならぬ大
仏でもかな
はぬ/\
⑥
ヤンヤ/\
これでは
どふか
しやみせんを
ほめるやうだ
Ⓐ
祝納所