※本文の赤字部分は、早稲田古典籍総合データベースで補完しています。
①
にようごの嶋と
朝いなさしむかひ
にてまじめなはなし
をしていたる折ふし
南風ふき来りけれ
ばにようごの嶋
こゝろあじになり
あめおこしのごとく
だらけだし朝いなを
こまらせる
「コレあさいなさんわた
しになひいてくん
さるならかたじけ
なげしの長なぎ
なた水車の様
にしよたいをまは
すぞへほんに
おまへは鬼か人かへ
「三才圖會に
女人国南風裸形に
あたれば孕ときいたれど
これほどではあるまいと
おもふたはてきつかいな
ことをみるものじや
「はづかしいこつたが生れてから初てそん
なさはり文句をきく
「べらぼうめ
いきせんな
はないき
でふきとは
されさうだ
②
「アヽ
くさい
/\
③
「ゆるして
くれ/\/\