頼朝公は景清の目玉に忠義を感じて、目玉を長く重忠に預けなさった。
頼朝「英雄の目ん玉は、武門の宝なり!」
やがて騒動も収まり、めでたき御代となる。
日向勾当(景清)は、山中の住まいなので正月がきたのも知らずに暮らしているが、目だけは鎌倉の御所で春を迎えさせ、目の正月をさせてやる。
頼朝公は、目玉騒動が収まると「め」という字を七つ書いて茅場町の薬師へ奉納なさった。これが『七つ目御運の守』の始めである。
頼朝「その方の素襖(礼服)の紋所を見ると、竹屋の歌菊を思い出す。」
<奉納紙>
御えと
めめめめめめめ